明治九谷の特色 主な項目
1.様々な絵付技法
2.洋絵の具の使用
3.多彩な陶画工
4.制作者の銘 ほか
3.多彩な陶画工
明治期に入ると、陶画工は、欧米から、赤絵金彩、彩色金襴手、そして色絵金彩の九谷焼が盛んに求められ、精緻で華やかな画風を完成させていきました。一方で、古九谷写し、木米風、吉田屋窯風、飯田屋風などの古くからの画風を好んで作品を制作する陶画工もいました。
名工と呼ばれた陶画工は、海外の需要家の求めに応じながらも、師の画風を継承し、能美、金沢、江沼の地方に受け継がれた伝統の画風を取り入れた、多彩な優品を制作しました。
そのような多彩な画風を生み出した、能美、金沢、江沼の地方の陶画工をまとめると、つぎのとおりです。
亀多山月 | 道本七郎右衛門 | 初代 橋田与三郎 | 西本源平 |
初代 富田松鶴 | 三輪鶴松 | 東 文吉 | |
九谷庄三 | 初代 武腰善平 | 中川二作 | 二代 本多源右衛門 |
二代 武腰善平 | 初代 武腰泰山 | ||
松本佐平 | 初代 宮川永福 | 秋山駒次郎 | 初代 松本佐吉 |
石田聚精 | 小酒磯右衝門 | 沢田南久 | 三代 川尻七兵衛 |
八木甚作 | 石田一郷 | 福山虎松 | 笠間竹雪 |
初代 畑谷関山 | 越田雪山 | 高田嶺山 | 四代 川尻七兵衛 |
森 久松 | 島崎玉香 |
内海吉造 | 任田徳次 | 山田久録 | 小寺椿山 |
春名繁春 | 笹田友山 | 清水清閑 | 飯山華亭 |
柏 華渓 | 岩波玉山 | 赤丸雪山 | 笠間秀石 |
宮荘一藤 | 初代 和沢含山 | 竹内安久 | 清水美山 |
松岡初二 | 八田逸山 | 野村善吉 | 石野竜山 |
友田九渓 | 大桑右霞 | 水田生山 | 田辺渓泉 |
相川雪花 | 窪田南山 | 初代 高橋北山 | 若村泰山 |
安達陶仙 | 小田清山 | 丸岡儀八郎 | 柳田素山 |
三階湖山 |
初代 上出喜山 | 塚谷竹軒 | 竹内吟秋 | 浅井一毫 |
初代 須田菁華 | 大幸清次 | 小島啓次郎 | 松山金次郎 |
初代 中村秋塘 | 宇谷秋香 | 坂口緑山 | 浜坂楓塘 |
篠尾旭豊 | 谷 秋渓 | 浅野陶塘 |
古九谷・再興九谷 の特色 |
九谷焼独特の絵付と絵の具 |
九谷焼の伝統となる様式 |
絵画的な図案・文様 |
明治九谷の歴史 |
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