【創樹祭における国王の宣誓文】
万物の源たる精霊よ、ここに集いて大いなる一本の樹となれ。 『火』より生まれし灰は土を肥やし、 『水』を吸い上げ、隅々まで栄養を運ぶ。 『地』に屹立する姿は力強く、 『風』に種子を託して命を受け継ぎ、 『雷』が刺激を与え芽吹きを助ける。 『光』と共に大気を清め、 作り出す『闇』によって心地よい休息を与える。 『熱』による気温の変化は蕾を目覚めに導き、 綺麗な花や葉の緑は安らぎの『念』をもたらし、 『時』に寄り添い成長を見守らん。 一枝一葉に至るまで精霊たちの加護が行き渡るよう。彼方を統べる精霊王ルク・フォンテの名のもとに、彼我の永劫なる共栄共存をここに誓う。